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ストラト

2018.12.06 Thursday | by tammy
今からお前バカか?って言われることを書きます。


写真にあるギター、これはバンドkanataの時に弾いているストラト。



このギターは自分のギターではありません。

2011年に亡くなったCafe B.B.初代マスターの横塚昌典さんの形見です。


店には決して持っていくことなくいつも横塚さんの自室にあり、その傍らには横塚さんの親友の写真がありました。




僕がある時勢いで仙台に行き、宿を取ってないから部屋に泊めてくれとお願いし渋々了解してくれた時がありました。

深夜に部屋で横塚さんと呑みながら話をしていた時、このギターが気になっていた僕を察したのか、彼から急にこのギターに纏わる話を始めました。

「これはな、俺のギターじゃねぇんだ。昔自殺した俺の親友のギターなんだよ。その写真の奴。俺はそいつを助けてやることが出来なかった。俺のせいで死んだようなもんだ。だからいつもごめんなって言いながらここで弾くんだ。これはな、絶対店には持っていかない。言ってみりゃ俺の話し相手みたいなもんだから」って。

僕は何も言えず黙っていました。
同時に「何て悲しい人生をこの人は送っているんだ」って思ったのです。
生きながら親友の死を悔やみ、死者と共に生き、懺悔をする日々。

結局そうして生きた彼も亡くなりました。

周りにたくさんの悲しみを残して。




亡くなった後、2代目マスターzyamuさんや当時の常連さんやご家族でこのギターの処遇を話し合われたそうです。
このギターの所以を知る田宮に預けようとなったようで僕のもとにきました。


預かってから時々使わせて頂きました。
現在も放送されているCafe B.B. Presentsのラジオ「Let It B.B.」のジングルのギターはこのギターの音。
レコーディングでも時々使わせて頂きました。


やがて本当に信じ合える仲間と出逢いバンドをやることになりました。
今この世にはいない横塚さんに何回も聞きました。

「俺、バンドやることになったけど使っていい?」

もちろん答えはなく、勝手に自分で良しとして使わせて頂きました。



しかしギターはあの頃のまま預かっていたもの。
張ってあった弦は横塚さんが爪弾いていた頃のまま錆びきっていました。

いつ切れるかわからない、張り替えないとって。
でもその弦には横塚さんの匂いがしたんです。あの頃の。
だから替えられなかった。



こないだのkanata初のブッキングライブの日。
ついに弦が切れてしまいました。
バンドメンバーにはもちろん、お金を払って来て頂く皆さんに対してこんなに失礼な事はありません。

でも、やっぱり替えられなかったのです。
バカだってことは百も承知です。

でもわかってもらいたいんです。


切れてしまったということは張り替えなければなりません。
さっき新しい弦にしました。
バカみたいに泣きながら張り替えました。




あのギターは俺が死ぬまで大事にします。


バカな話でした。



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2019.06.25 Tuesday | by スポンサードリンク

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